奥田 亜希子(おくだ あきこ、1983年10月13日 - )は、日本の小説家。愛知県出身、千葉県我孫子市在住。

経歴・人物

愛知大学文学部哲学科卒業。専攻は東洋哲学。会社勤務(フリーペーパーを発行している会社・入社当時は営業職)を経て、2013年(平成25年)『左目に映る星』(「アナザープラネット」を改題)で第37回すばる文学賞を受賞。2022年、『求めよ、さらば』で第2回本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞受賞。

遠藤周作『沈黙』を読んだときに強い衝撃を受ける。幼少期は父の仕事の都合で引越しが多く、「愛知の尾張旭市、埼玉県大宮市、京都府亀岡市、岐阜県揖斐川町、群馬県沼田市に住んだことがあり、14歳中学2年生の時に愛知県豊橋市に家を建てて住み始めた」と語っている。

作品リスト

書籍

  • 『左目に映る星』(集英社、2014年2月 / 集英社文庫、2018年9月)ISBN 978-4-08-771549-1
  • 『透明人間は204号室の夢を見る』(集英社、2015年5月/ 集英社文庫、2020年5月))ISBN 978-4-08-775425-4
  • 『ファミリー・レス』(角川書店、2016年5月 / 角川文庫、2018年10月)ISBN 978-4041039045
  • 『五つ星をつけてよ』(新潮社、2016年10月 / 新潮文庫、2019年4月)ISBN 978-4-10-350431-3
  • 『リバース&リバース』(新潮社、2017年11月/ 新潮文庫、2021年3月)
  • 『青春のジョーカー』(集英社、2018年3月 / 集英社文庫、2020年12月)
  • 『魔法がとけたあとも』(双葉社、2019年5月)
    • 【改題】『彼方のアイドル』(双葉文庫、2022年1月) 
  • 『愛の色いろ』(中央公論新社、2020年2月)
  • 『愉快な青春が最高の復讐!』(集英社、2020年5月)※初のエッセイ集
  • 『白野真澄はしょうがない』(東京創元社、2020年10月 / 創元文芸文庫、2022年11月)
  • 『クレイジー・フォー・ラビット』(朝日新聞出版、2021年7月)
  • 『求めよ、さらば』(KADOKAWA、2021年12月 / 角川文庫、2025年1月)
  • 『夏鳥たちのとまり木』(双葉社、2022年5月)
  • 『ポップ・ラッキー・ポトラッチ』(U-NEXT、2024年4月)

アンソロジー収録

  • 「すぐそばの遙かなる地」 - 『ベスト・エッセイ2016』(光村図書出版、2016年6月)収録
  • 「終末のアクアリウム」(書き下ろし) - 『行きたくない』(角川文庫、2019年6月)収録
  • 「きみはアガベ」(初出:『小説推理』2022年8月号) - 『ほろよい読書 おかわり』(双葉文庫、2023年5月)収録
  • 「さよなら、エバーグリーン」(初出:『ファミリー・レス』) - 『キミの知らない恋の物語 ユレル 恋と家族』(汐文社、2024年2月)収録
  • 「白と悪党」(初出:『小説新潮』2023年9月号) - 『いただきますは、ふたりで。 恋と食のある10の風景』(新潮文庫nex、2025年1月)収録

雑誌掲載

  • 左目に映る星(『すばる』2013年11月号)
  • 川べり運転免許センター(『すばる』2014年3月号)
  • 空に根ざして(『小説新潮』2015年1月号)
  • 午前四時の肌(『すばる』2015年6月号)
  • 五つ星をつけてよ(『小説新潮』2016年4月号)
  • はじまりの名前(『すばる』2016年8月号)
  • 理想のいれもの(『小説推理』2017年5月号)
  • 真夜中のソーラーパネル(『小説推理』2018年3月号)
  • 花入りのアンバー(『小説推理』2018年5月号)
  • クレイジー・フォー・ラビット(『小説トリッパー』2018年夏季号、2018年6月)
  • 君の線、僕の点(『小説推理』2018年9月号)
  • ラストシューズ(『ミステリーズ!』VOL.92、2018年12月)
  • 彼方のアイドル(『小説推理』2019年1月号)
  • キャッチボール・アット・リバーサイド(『小説推理』2019年3月号)
  • 砂に足跡(『ミステリーズ!』VOL.95、2019年6月)
  • ブラックシープの手触り(『小説トリッパー』2019年夏季号、2019年6月)
  • クラッシュ・オブ・ライノス(『小説トリッパー』2019年秋季号、2019年9月)
  • ひとつになれない(『すばる』2020年1月号)
  • 白井真澄はしょうがない(『ミステリーズ!』VOL.99、2020年2月)
  • プリザーブド(『小説新潮』2021年3月号)
  • イン・ザ・ロング・ロング・ラン(『オール讀物』2024年2月号)
  • バイ・ベスト・バイ(『PHPスペシャル』2025年3月号から連載)
  • 今を春べと(『小説推理』2025年4月号から連載)

脚注


【著者インタビュー】奥田亜希子さん、夫婦の秘密を描く『求めよ、さらば』を語る|NEWSポストセブン

[8600] ミューズ/「岡田有希子 ミューズブロマイド Vol.2」

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有田 亜希子 秋谷ミュージックアート

「若さって魔法だったんだなぁ」カラダの変化から考える、人生の楽しみ方(2ページ目) 週刊女性PRIME