717形「デジロ・シティ」はシーメンスによって6両編成25本が製造されたイギリスの電車である。ゴヴィア・テムズリンク・レールウェイ(「グレート・ノーザン」ブランド)によってノーザン・シティ線直通列車に用いられている。
歴史
ゴヴィア・テムズリンク・レールウェイ(GTR)はテムズリンク・サザン・グレート・ノーザン・フランチャイズ(Thameslink, Southern and Great Northern franchise)を獲得すると、6両編成の車両最大25編成を調達して、ムーアゲート駅に発着する2016年の時点で車齢が40年に達する313形電車を置き換えることを検討すると発表した 。2015年12月に、GTRは、2019年3月からの運用を予定する車両として、主力の700形に引き続いてシーメンス製のもともと形式713形であった車両を選択したことを発表した 。注文は2016年2月に確定した 。
717形と700形の大きな違いは、各編成の両端に折りたたみ式の非常口(貫通扉)が設けられていることである。この非常口は、地下深くの区間であるムーアゲートトンネル内での乗客の緊急避難のために必要とされる 。
シーメンスは2018年6月にドイツで717形のテストを開始した 。
運用
2018年9月下旬に最初の編成がプレビューサービスを行い、2019年春から徐々に導入された 。2019年9月にグレートノーザンでの最後の313形の運用が行われ、717形への置き換えが完了した 。
列車の詳細
脚注
参考文献
- "Desiro City Class 717 Electrical Multiple Units for Govia Thameslink Railway" (PDF) (Press release). Siemens. 2020年5月12日閲覧。
外部リンク
- 717の導入に関するグレートノーザンレールのページ



