エマニュエル・ムタイ(Emmanuel Kipchirchir Mutai、1984年10月12日 - )はケニアの陸上競技選手、専門はマラソンを主とする長距離走。
経歴
2007年アムステルダムマラソン男子優勝者。同年にはポルトガルハーフマラソンで優勝した 。
2009年世界陸上競技選手権ベルリン大会男子マラソンでは、同国のアベル・キルイに次ぐ2位に入り銀メダルを獲得した。2011年のロンドンマラソンでは、30km~35kmを14分16秒、35km~40kmを14分29秒という好ラップを刻み、後続を突き放し、2時間04分40秒の大会記録で優勝した。この優勝で、2010-2011シーズンのワールドマラソンメジャーズ制覇を決定づけた。
2012年のロンドンオリンピックでは、有力候補の2時間03分38秒の世界記録保持者パトリック・マカウ、非公認ながら2時間03分02秒の人類最速タイムを持ち世界最強と謳われるジョフリー・ムタイらを退けて、ウィルソン・キプサング、アベル・キルイと共にケニア代表に選ばれるが、レースでは途中で遅れてしまい、結局17位に終わった。
2013年のシカゴマラソンでは、デニス・キプルト・キメットには敗れたものの、2時間03分52秒で2位に入り、再び世界歴代10傑の仲間入りを果たした。
2014年のベルリンマラソンでも、デニス・キプルト・キメットに再び敗れたものの、2時間03分13秒の公認世界歴代2位を記録。
自己ベスト
- 10000m - 28分09秒2(2005年)
- 20km - 56分44秒(2010年)
- ハーフマラソン - 1時間00分03秒(2010年)
- 30km - 1時間27分37秒(2014年)
- マラソン - 2時間03分13秒(2014年)
マラソン成績
脚注
参考資料・外部リンク
- エマニュエル・ムタイ - Olympedia(英語)
- エマニュエル・ムタイ - ワールドアスレティックスのプロフィール(英語)
- World Marathon Majors profile
- Marathoninfo profile
- 子供のころからの夢、五輪出場を狙う エマニュエル・キプチルチル・ムタイ




