三郎(さぶろう、本名:荒俣武雄、1927年10月25日 - 2021年12月28日)は、大相撲の呼出。富山県出身。

人物

呼出になる前は富山で薬売りをしていたが、1955年に28歳で花籠部屋から初土俵を踏む。花籠部屋の閉鎖に伴い1985年に放駒部屋へ移籍し、1992年10月に停年(定年)退職した。

「透き通る美声が角界一」という評もあったが、入門が遅く、当時の等級では最高の一等までいったが、最後は十両取組担当の順席15人目(番付制導入以前、名鑑による)として停年を迎えた。停年の際には「私にとっては定年でなく卒業なんです」と語り、角界を離れた後も講演活動などを続けた。呼び上げ以外にも「相撲甚句の名人」の異名を取っていた。同部屋の弟弟子だった克之とは晩年まで交流を持っていた。

2021年12月28日に老衰のため死去。94歳没。

履歴

  • 1955年9月場所 初土俵。
  • 一等呼出
  • 1992年9月場所限り 停年退職。

脚注


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三郎

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